社会的責任投資信託(SRIファンド)

社会的責任投資信託(SRIファンド=Socially Responsible Investment)は、従来の財務分析による投資基準に加え、法令順守や雇用問題、人権問題、消費者対応、社会や地域への貢献など社会・倫理面、環境面からいくつかの基準を儲け、基準に合致する企業を選び投資して、安定的な収益を目指す投資信託です。
日本のSRIファンドは、国内外の社会的責任を果たしている基準に合致する企業に投資しており、大半がアクティブファンドです。
何を基準にするのかは、ファンドによって異なります。
環境だけを基準にしているものもあれば、環境・社会・コーポレートガバナンス(企業統治)など総合的な基準によるものもあります。
これらの基準に合致する企業を選ぶ調査は専門の調査機関によって、主にアンケ-トを元に行われます。
不祥事などの発覚で入れ替えることもあります。
環境を基準としたエコファンドと呼ばれる投資信託も、SRIファンドの1つです。
代表的な日本のSRIファンドには、朝日ライフSRI社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)、日興グローバル・サステナビリティ・ファンドなどがあります。

少数ながら、国内外のSRIインデックスに基づいて運用するインデックスファンドもあります。
SRIインデックスとは、CSR(企業の社会的責任)活動で、一定の水準を満たす企業のみで構成した株価指数です。
日本版のSRIインデックスは、日本企業銘柄だけで構成されたMS-SRI(モーニングスター社会的責任投資株価指数)があります。
日本のSRIインデックスに基づくインデックスファンドには、野村アセットマネジメントのモーニングスターSRIインデックス・オープンなどがあります。

ETF(株価指数連動型上場投資信託)

ETF(株価指数連動型上場投資信託)は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など特定の指数に連動する運用を目指すインデックスファンドの一種です。
ETFとは、Exchange Traded Fundの略称で、「証券取引所で取引される投資信託」という意味です。
証券取引所に上場され、株式と同じように市場での売買が可能で、指値注文、成行注文、信用取引もできます。
分配金などへの課税は株式と同じです。
2001年4月の緊急経済対策で導入が決まり、2001年7月より実際の取引が始まりました。
ETFとして認められるのは、金融庁長官が指定する特定の株価指数と連動するものだけです。

基本的に日経平均株価に連動するものは10口単位、東証株価指数(TOPIX)に連動するものは100口単位など、対象となる指数や商品により売買単位が異なります。
通常の投資信託と比べ、流動性が高く保有コストが安いので、長期投資に適した商品と言われます。
通常の投資信託が、取り扱っている証券会社が限定されるのに対し、ETFは株と同じように4桁の証券コードが割り当てられ、どの証券会社からでも売買が可能です。
また、銘柄や価格が一般の新聞に毎日掲載されているので、確認が一般の投資信託よりも容易です。

ETFは、このようにインデックスファンドの一種ですが、投資信託というよりも株式に近い商品です。
投資信託なので、リスクもあるということを頭において、どの指標に連動したETFかを知ったうえで、取引してください。

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