化粧水(けしょうすい)とは、皮膚を保湿し、
整え、滑らかにする液状の化粧品である。
ローション、トナー、トニック等と呼ばれることもある。
例外的な使用法として、ファンデーションや白粉に加え、
粘度の調整やつけやすくする目的で用いることもある。
元来は化粧に使う水のことを指し、日本に化粧水が浸透し始めた江戸時代には、
基礎化粧品としてではなく、メーキャップ化粧品の一つである
化粧下地、白粉の溶き水として使われた。
日本国内では、化粧水と乳液をあわせて使用することが一般的であるが、
欧米では日本の化粧水に当たるものを使用しないことが多く、
海外化粧品メーカーでは、化粧水を主に日本向けとしてラインナップしているメーカーもある。
役割
洗顔によって肌に付いた汚れが落ちるとともに、
セラミドや自然の保湿剤(NMF)なども洗い流され
角質の中の水分が蒸発しやすい状態になります。そこで必要なのが化粧水です。
化粧水の役割はなんといっても水分補給。
洗顔で余分な皮脂や汚れを洗い流した肌は水分を欲しています。
肌内部では水分不足になると、肌の表面や内側が乾燥しやすくなります。
すると毛穴は脱水症状を起こし、毛穴が開きやすくなったりキメが乱れたりしまうのです。
化粧水で皮膚の水分補給をするようにしてあげるのが、
スキンケア・美肌の基本といっても過言ではありません。
化粧水をつけるタイミングですが、肌の水分蒸発を防ぐためにも
洗顔後3分以内が理想的と言われています。
選び方
化粧水には、ドラッグストアで売っている手ごろなものから、
ブランドの高価なものまで、本当に様々な種類ものがあります。
お肌の状態は季節によっても、またホルモンのバランスによっても変わってくるので、
1年中同じものを使う必要はなく、そのときの肌の状態に合わせて
選んでみるといいコンディションを保つことができます。
お肌を毎日手入れするものなので、肌に優しいものを選ぶことが大切です。
長持ちさせるための防腐剤やアルコール、原料臭を隠すための香料は、
お肌に負担をかける成分といわれています。
敏感な人は、表示を確認して購入するようにしましょう。
化粧水の種類
- 一般化粧水
- 柔軟化粧水とも呼び、通常化粧水といえばこれを指す。
潤いを与えて肌荒れを防ぐために、主に洗顔後の肌に使用する。
80%程の水、10%程のアルコールに、グリセリンなどの保湿成分を数%、
乳化剤、香料、防腐剤などを配合したものが一般的。
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、ローヤルゼリー、
アミノ酸、ハマメリス、ビタミンなどが保湿剤、整肌剤としてよく配合される。
アルコールに敏感な肌のため、ノンアルコール化粧水も普及しているが、
溶剤としてのアルコールを使用しないため、その代替として、
肌にとって刺激となり得る乳化剤を一般より多く配合することがあるため、
一概にノンアルコール化粧品が肌への刺激が少ないとはいえない。 - 美白化粧水
- 肌に水分を与える効果の他、しみ、そばかす、
あるいは日焼けを防ぐ作用を持たせたもの。多く、医薬部外品。
アルブチン、ビタミンC等を美白成分として配合するものは、
漂白作用はなく、紫外線によるしみ、そばかす、日焼けを防ぐ作用により、
日々使用することで一定期間経てば美白化粧水を使っていない場合と比べて、
結果的に肌が白く見えるのを目的とするものである。
また、ハイドロキノンなど、漂白作用により直接的にしみ、そばかすを薄くするものもある。 - 植物性化粧水
- 狭義ではへちま水など植物から採取され、化粧水として使用できる液体を指すが、
広義では植物成分により肌に潤いを与える効果を謳うもの。
アロエ、クインシード、きゅうり、へちま、レモン
米ぬかなどから採取される成分・エキスを配合する。 - にきび用化粧水
- にきび、吹き出物を防ぐ作用を持たせた化粧水。
殺菌作用、角質の溶解作用、ピーリング作用をもつ成分、
たとえば硫黄、サリチル酸などを配合する。 - アルカリ性化粧水
- 多くの化粧水が弱酸性もしくは中性を呈する中、少数派ともいえる化粧水。
ベルツ水(グリセリンカリ液)がその代表で、
グリセリン、アルコール、水酸化カリウムなどが配合されたもの。
ひび、あかぎれなどに適するが、長期間に渡る使用は
アルカリ性の作用により皮膚を薄くする危険性がある。 - 収斂(しゅうれん)化粧水
- アストリンゼンとも呼ぶ。収斂剤の作用により、
皮脂の流失を一時的に抑え、肌理を整える酸性の化粧水。
脂性に適する。収斂作用の成分が配合され、
一般化粧水よりアルコールが多量に配合される場合が多い。
配合される収斂剤としては、クエン酸、酸化亜鉛、乳酸など。
強い酸性化粧水の多用は、小皺を作ることがあるので注意が必要。 - 拭き取り化粧水
- フレッシュナー、除去化粧水とも呼ぶ。薄化粧落とし、
使用後のコールドクリームやクレンジング クリームの除去や、
ピーリング、肌を清浄にする(洗顔)目的で、
コットンなどに含ませ、それで皮膚を拭き取るように使う。 - プレ化粧水
- 化粧水の前に使う化粧水。洗顔後の肌に残留した石鹸成分、水道水の塩素などを中和し、
後に使う化粧水の、肌への馴染みを高める目的で使用する。 - ローション
- 化粧水の英語訳だが、乳液など現在では化粧水に区分しないものも指すことがある。
また広義では、オーデコロン(パフュームローション)、ヘアトニックなどの
アルコール性の液状化粧品全般を指す。 - アフターシェーブローション
- アフターシェービングローションとも呼ぶ。
肌荒れ、かみそり負け、ひりつきなどを防ぐのに、髭剃り後に使用する化粧水。
さっぱりとした使用感で、メンソールが配合されることが多い。 - カーマインローション
- カラミン、カーミングローションとも呼ぶ。
収斂化粧水の一種。カオリン、酸化亜鉛を配合した化粧水。
容器の底に薄紅色、白色の粉末が沈んでおり、よく振ってから使用する。
炎症を抑える作用、肌を保護する作用があり、日焼け後の化粧水として好まれる。 - ボディーローション
- 顔以外の身体に使う化粧水。
水分を与える他、香りを楽しむ、汗臭を防ぐなどの効果を持たせたものもある。